SOM 工場/SOM FACTORY
SOM商品はパートナーシップを結んだ日本や海外の工場でリール生産を行なってまいりました。
どの工場でもSOMは物作りに対する信念と責任感を持って一緒に歩んでまいりましが、私たちはその一台にもっと情熱を注ぎ込みたいという気持ちを抱いていました。
そこで、SOMは2021年にリール組立工場を設立し、リールアフターサービスや限定リール製造を通して部品精度の向上、組み立て技術を向上を行ってまいりました。
ダイナミックギヤー
従来はモジュールを最大化し、切削機械でギヤー製造を行い、伝達効率の高いギヤーを目指していました。
SOM FACTORY同様にリールの中心部であるギヤーにも情熱を注ぎ混むために、SOM技術者と切削機械、ギヤー製造工場との連携を深め、SOM専用ラインによる歯切り環境を構築しました。
目標としたのはドライブギヤーとピニオンギヤーの歯と歯が、柔らかくタッチし力を歯面全体へ力を逃すことなく伝達する。
この際に発生する音が「ホワイトノイズ」と呼ばれ技術的には雑音であるものの、SOMはこのホワイトノイズをアングラーが
力強さを心地よく感じる音質をダイナミック感と位置付け、様々なトライアンドエラーを繰り返し完成したのが「ダイナミックギヤーです」。
また、このギヤーは工場から出荷された時の音が、使用を重ねることで目に見えない程の切削角面を滑らかにし、ユーザーのリーリングスタイルに呼応するサウンドに変化していきます。
オオタガレージモデルを更に磨き込む
OGMが求める軽量高感度に更なる操作性に加え耐久性も追求。
大田ガレージの思想を追求すべく個々の部品素材と形状が軽量高感度を生み出し、更にスタンダードBHL100から比較して新設計に近いレベルの細部見直しを行いました。
結果としてラインから伝わる様々な微細情報を、スプールからハンドルノブまで滞ること無く、減衰すること無く伝える性能。 それらを生かし切る操作性。更に回転軸周りの耐久性を高めブルーヘブン史上最高レベルの仕上がりを体感できます。
コンパクトギヤーボックス
メインシャフトの軸受け設計とクラス初採用のクランクアームの採用によりリールフット中心からスタンダードモデルに比べ3mmコンパクト化。
ワイドスプールモデルでありながら抜群のリール操作性を誇ります。
Lシェイプカーボンドラグレバー
アームのロング化に伴いレバーを大型化し、軽量化のためにカーボン板材をマシンカット。
アルミ基材を日本の大工技術の鎌継手を採用し、ネジ止めなくガタ無い仕上げ実現しました。
リードデザイン
ギヤーボックスの外周エッジ部分を異形とすることで、リールを目視せずにレバーポジションを感覚的に把握出来ます。
レバーブレーキシステム
FREEポジション〜MINポジションをノーマルモデルよりも可動範囲を拡大。ドラグワッシャーとディスクが接触するMINポジション直前で、微妙なブレーキコントロールを可能にしたカムセッティングです。
新設計105mmクランクハンドル
高弾性36トンカーボンを特注積層したことで、曲げ捩れ剛性を限界まで高め、クラス初のクランクデザインまた、ロング化するハンドルトレンドを見直し、ジャーク幅/巻き上げ量と最適化した105mm長を採用。
左右非対称フレーム
ドラグ機構やギヤーを収納するライトプレートの直径と、パーミングを重視するレフトプレートの直径を各々変え、マシンカットリールとしてSTUDIO OCEANMARK独自の左右非対称フレームを採用しました。
ダイナミックギヤーデザイン/ステンレス製
モジュールを最大限まで大きくし、強力な巻き上げ効率を実現したマウンテンモジュールギヤーを進化させました。
歯形形状見直し、専用ホブ設計、職人による歯面仕上げにより、巻き上げ効率が向上しました。
2軸受けピニオンギヤー
ピニオンギヤーは横方向圧力に強いアンギュラコンタクトボールベアリングとラジオルボールベアリングの２軸受け設計により、ピニオンギヤーの3Dブレを抑え、強力なハンドル回転力をスプールに伝えます。
防水キャップ付きアンギュラギュラコンタクトベアリング
アンギュラコンタクトボールベアリングを包み込むようなラバーキャップを設置し、リール内側からの海水侵入を防ぎ飛躍的な耐久性を実現しました。
12mmワンウェイベアリング/大口径ベアリング/オイルシール
内径10mm仕様2個直列よりも強力な逆転荷重を誇ります。このワンウェイクラッチベアリングを挟み込むように、大口径化したラジアルボールベアリングと防水オイルシールを配置しました。
64チタンパーツ（12mmメインシャフト/スプールシャフト/ハンドルリベット)
太軸棒から12mmまで削り込んだ贅沢なメインシャフト、スプールシャフト/ハンドルリベットも全て64チタンパーツで作成しています。
合金チタンパーツ（リールフット/ハンドルボルト)
リールフットには高反発型の合金チタン、ハンドルボルトにも合金チタンを採用し、徹底的な素材による軽量化を施しました。
簡易防水スプール
スプールキャップに防水カバーを取り付けることで、スプールフリー時にラバーはスプールに非接触でスプールフリー性能を確保し、巻き上げ時は防水カバーがスプールに接触してベアリングを海水から守ります。
AE100/コルク/カーボンキャップ
※コルク材は軽く感度の高い素材ですが、強度の弱い材料です。ノブコアヘ強力に接着していますが、捻り方向へ力を加え続けるとコルク材料が破壊されますのでご注意ください
スペック表
※表示はXBRAID社WX8系ラインを、UOYA-IK1000/IK500にてスプール糸巻き外径まで巻いた値です。
負荷は糸号表示の7〜8割をキロ換算（例4号×7〜8割=2.8〜3.2キロ）した値で巻いています。
ラインメーカー/糸巻き条件によって巻き量は表示と異なる場合がございます。
※オオタガレージモデルは細系ラインの使用を中心に設計されています。6号を越えるラインでハイドラグファイトを行うと、変形/接触等の不具合が発生することがあります。
※スプールが変形しますので、ナイロンラインや伸び率の大きい細径PEでの下巻き、フル巻きはお控えください。